しんぜん院外健康教室
〜原因が様々な腰痛・痺れ〜
腰痛/下肢通を起こす疾患

山下先生  
山下先生  
 ほとんどが高齢の人たちで部屋いっぱいに。皆静かに開始時間を待っていた。やはり、「腰痛」に悩む人が多いことがわかる。11月15日(木)中川地区センター2階の会議室で、「しんぜん院外健康教室」が開かれた。今回のテーマは、「腰痛・下肢痛しびれを起こす疾患」、講師は国際親善総合病院の整形外科部長の山下裕さん。

 最も気になる自覚症状は、男性では「腰痛」が1位、女性では「肩こり」に次いで2位(厚労省の国民生活基礎調査)となっている。腰痛の原因は、脊椎・婦人科の病気・循環器・消化器・泌尿器・精神・心療内科といった広範に亘る。@楽になる姿勢がない、A発熱、B冷や汗が出る、といった腰痛の症状の時は、即、救急車を呼び、病院へ。早急に手術が必要に。また、見過ごしてはいけない症状としては、@歩けない、歩き辛いといった歩行障害、A足の力が入らない、力が抜けるといった筋力低下、Bおしっこが近い、排尿後も残っている感じ、排便時の違和感といった排尿・排便障害、が挙げられる。
  聴講者で会場がいっぱいに
  聴講者で会場がいっぱいに

 「腰痛」時には、安静より痛みに応じた活動の維持。治療の原則として、病気の種類、症状により、@保存療法に徹する、A保存療法を行い、効果がなければ手術、B基本的に手術を前提として検討、C早急に手術、といった考え方だ。また、いろいろな薬が開発されてきている。
 主な腰椎疾患の症状や特徴とその治療について、画像を示しながら紹介。

 腰部脊柱管狭窄症について、@高齢社会において、ますます患者は増加する、A生命にはかかわらないが、生活の質を阻害、B高齢だから、と軽視されやすい、といった背景があるが、患者に合った適切な治療で、生活の質の向上が可能だ、としていた。また日常生活において、@症状の少ない可能な範囲で体を動かす、A杖やシルバーカーを利用し、前かがみ歩行や、自転車運動、B痛み・痺れの強いときは安静に、症状が軽くなったら、体を動かすように、とアドバイスしていた。

 質疑では、泉区内だけでなく、他区宅からの人からや治療後の症状改善について質問が出ており、なかなか満足な結果になっていない現状が窺えた。

 冒頭、村井 勝院長から、当院が来年創立150周年を迎えることになり、さらなる一歩、未来に向け、医療の質の向上、安全な医療の推進が図り、地域に貢献していきたいと、抱負と決意を語っていた。