しんぜん院外健康教室
〜素早い対応が重要〜
突然の胸痛

入り口に開催案内看板が  
入り口に開催案内看板  
 胸痛は、病気名ではないが、その時、どうするか。心臓に関る場合には、正常な生活をしている人が前触れもなく初体験として起こる。患者には痛みの部位が特定できず、漠然ということ。痛みが起こっても、様子を見て軽くなったので病院へ行かない人もいる。しかし急に悪化、生死にかかわる場合がある。したがって、一刻も早く救急車を呼び、専門の医療機関で治療をしてもらうなど、素早い対応が重要だ、と国際親善総合病院 診療部長で循環器内科部長の清水誠先生。

 しんぜん院外健康教室が6月11日(月)中川地区センターで開催された。テーマは「突然の胸痛 〜時間が重要!〜」。この健康教室は5回目、第1線の専門医による講座ということで好評、今回も会議室2つをぶち抜き、それでも満員となっていた。
  ;しんぜん院外健康教室
    しんぜん院外健康教室

 心臓は1日10万回動き、動脈3本あるが、血管は少なく、酸素不足で虚血状態になり、血栓ができ狭窄状態で狭心症。途絶することでその先は壊死し、心筋梗塞となってしまう。15分で心室細動となることが多く、その場合、除細動を早くすることが重要。1分遅くなるごとに10%生存率が落ちる。病院につく前に死亡する率は52%、病院到着後19%という統計もあり、一刻も早い対応が重要だ。

 胸痛が起こる病名は、急性心筋梗塞、狭心症、大動脈解離、急性肺塞栓などがあり、血管の老化が原因。その対策として高血圧の改善(減塩)、コレステロール(LDLのダウン、HDLのアップ)改善、脂質異常症の改善(飽和脂肪酸ダウン、不飽和脂肪酸アップ)、糖尿病改善、メタボリック改善、禁煙などが挙げられる。
 心筋梗塞発症時には、3時間以内にカテーテル、ステント処置が肝要、それを過ぎる生存率は減少してしまう。

 国債親善総合病院では、当センターで行っている当院外健康教室のほか、同病院内では『健康懇話会』を開催しており、7月13日(金)には杼窪豊内科医長による『夏の肺炎』をテーマに開かれる。