しんぜん院外健康教室
お小水が気になりませんか?
前立腺肥大、とそのガンが急増

講演する村井院長  
講演する村井院長  
 「尿(お小水)には、血液から濾過された体の老廃物と水分を含んでいる。腎臓で作られる尿は、膀胱に貯められた後、尿道から排出される。従って、尿の量や成分、性状は健康のバロメーターです。膀胱に貯める蓄尿の具合、排尿の回数、その出具合等が、いろいろな病気と関係がある。」と語るのは、国際親善総合病院院長の村井勝先生。

 6月28日(金)中川地区センター2階会議室で、「しんぜん院外健康教室」が開かれ、泌尿器科専門の村井院長が「おしょうすいは気になりませんか?」とのテーマで行われた。

 1日の尿量は、水分のとり方で違ってくるが、健康な人で1,500ml、1日の排尿回数は5〜7回、夜間で0〜1回。回数がそれより多い、出にくい、済ませてもすっきりしない、もよおすと我慢できない、漏らす場合がある。こういった症状は適切な治療により軽快させることができるし、重大な病気が見つかる場合もある。
  パワーポイントで、詳細説明
  パワーポイントで、詳細説明


 男性の前立腺肥大症は55歳以上で5人に1人と最近増えてきており、前立腺ガン患者数は、がんの中で1位となっている。死亡者数では少ないが。そのガンの要因として、年齢(中高年以降)・遺伝(関係あり)・人種(黒人に多い)・食生活、性生活などが挙げられる。
 女性に多いのが腹圧性尿失禁や過活動膀胱も近年注目されている。骨盤底筋の低下、間質性膀胱炎、水分の取りすぎ、などが挙げられる。
 いずれにしても、異常と感じたら、迷わず受診すること。治療によって、中にはなかなか改善しない例もあるが、多くは快方に向かう。

 村井院長は、慶應義塾大学病院長を経て、当病院長となった。当病院は今年が150周年。その記念に来年1月11日(土)泉公会堂で祝賀と森喜朗元首相を向えての講演会が行われる予定。